今年2月下旬から4月上旬までの間に、奈良県に住む60代男性に通信会社などを装って電話をかけ「ウイルス感染により発生した損害賠償の支払いの必要がある」などと嘘をつき、電子マネーや現金など合計1億1850円をだまし取った疑いで、住居不定・無職の男が再逮捕されました。
特殊詐欺(架空料金請求詐欺)の疑いで再逮捕されたのは、住居不定で無職の男(31)です。
男は氏名不詳者らと共謀し、2月下旬に奈良県に住む60代男性の携帯電話に通信会社を装って電話をかけ「有料サイトの未払いがある」などと嘘をつき、電子マネー130万円をだまし取ったほか、2月下旬から4月上旬にかけては「携帯電話のウイルス感染により発生した損害賠償の支払いに必要がある」などと嘘をついて、損害賠償に必要な保険名目などで現金合計1億1850万円をだまし取った疑いが持たれています。
警察によりますと、男らは男性に対し、宅配便を使って複数回にわたり、関東圏のアパートやマンションに現金を送らせたということです。
男性は一度に数百万円から数千万円を郵送していました。逮捕された男はだまし取った現金のうち1500万円を郵送で受け取っていたということです。
男は4月18日にも別の特殊詐欺事件で逮捕されていて、その余罪捜査の中で今回の容疑の裏付けがとれ、再逮捕に至りました。
警察は「共犯事件で捜査に支障があるため、認否についてはコメントを控える」としています。
警察は男に余罪があるかどうかも含め、事件の経緯などを詳しく調べています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。