SNSで著名人をかたった「SNS型投資詐欺」が多発している問題で、衣料品販売大手ZOZO（ゾゾ）創業者の前沢友作氏が15日、「氏名、肖像を無断で使用した広告の掲載を許可している」として、米IT大手メタ（旧フェイスブック）などに1円の損害賠償と掲載差し止めを求め東京地裁に提訴した。X（旧ツイッター）で明らかにした。
前沢氏はXに「あえて1円にしました。彼らの行為が違法なのか合法なのかまずははっきりさせたい」「詐欺広告対策についての具体的な内容提示、責任者への証人尋問を求めます」などと書き込んだ。
SNS型投資詐欺は全国で相次いでおり、警察庁によると昨年1年間の被害額は約277億9千万円に上る。政府は今年6月をめどに総合的な犯罪対策プランを策定する方針で、前沢氏はメタなどSNS運営企業側の対策を求めてきた。〔共同〕
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