尾道市の道路工事をめぐり入札に関する情報を業者に漏らし、不正に落札させた疑いで尾道市の職員が逮捕されたことを受けて、尾道市の平谷市長が会見で陳謝しました。
【尾道市・平谷祐宏市長】
「本当に市民の皆さまに心からお詫びを申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」
官製談合防止法違反などの疑いで16日朝、送検された尾道市土木課の専門員高橋宏和容疑者(51)は、尾道市発注の道路改良工事の一般競争入札で、土木建築会社の元社長、大崎一義容疑者(58)に、工事の最低制限価格がわかる書類を渡し、工事を落札した疑いがもたれています。
警察は15日夜、尾道市役所を家宅捜索し、押収した書類などから事件の経緯を詳しく調べるとしています。
会見では、今年2月下旬に高橋容疑者から捜査対象であると報告を受けていたと説明し、捜査には全面的に協力するとしました。
また、「組織的な問題はなかった」としたうえで、全職員へのコンプライアンス研修を徹底する方針を示しました。
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