知り合いの女性に対する不同意性交等致傷の罪に問われているスーパークレイジー君こと、元宮崎市議会議員の西本誠被告の初公判が16日、宮崎地裁で行われました。
西本被告は起訴内容を認め、裁判では「量刑」について争われます。
起訴状などによりますと、元宮崎市議会議員の西本誠被告は去年9月、知り合いの30代女性に対し腕を引っ張るなどして宮崎市内のホテルに無理やり連れ込んだあと、両腕を押さえつけるなどの暴行を加えケガをさせた不同意性交等致傷の罪に問われています。
16日午前9時半ごろ…。
(早瀬純哉記者)
「今、西本誠被告が裁判所に向かって、弁護士と妻と一緒に歩いてきました。」
西本被告は詰めかけた報道陣に一礼をして裁判所に入っていきました。
午前10時に開廷した裁判員裁判。
裁判長から職業を尋ねられた西本被告は「元宮崎市議会議員」と前置きをしたあと「現在は無職です」と答え、起訴内容については「間違いありません」と認めました。
冒頭陳述で検察側は、被害者はホテル内でも大声で叫んだり、その場で踏ん張るなど最後まで抵抗していたとして、西本被告の犯行の強引さや執拗さを指摘しました。
一方、弁護側は、西本被告が被害者に対し350万円の示談金を提示していることを明かした上で、性交が未遂だったことなどから、不同意性交等致傷の無期または6年以上の懲役が適切なのか、慎重かつ適正な審理をしてほしいと訴えました。
16日は、主に検察の証拠調べが行われました。
被害者の供述調書によると、西本被告と被害者はキャバクラの客と従業員という関係で、事件前に2人で訪れたお店では被害者に対して西本被告の過度なスキンシップがあったということです。
被害者の女性は「客と店員の関係上無下にできなかった」という旨の話をしていたということです。
裁判は裁判員裁判で審理され、判決は5月24日に言い渡されます。
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