福島県小野町の高齢者施設で起きた傷害致死事件の控訴審判決で、仙台高等裁判所は被告の控訴を棄却した。

この事件は、2022年10月、小野町の特別養護老人ホームで入所していた94歳の女性が暴行を受け死亡したもので、一審では元職員の冨澤伸一被告に懲役8年を言い渡した。
冨澤被告は一審判決を不服として控訴し、弁護側は事実に誤認があり量刑は不当と主張していた。

5月16日開かれた控訴審の判決公判で、仙台高等裁判所の渡邉英敬裁判長は「事実誤認や量刑不当の論旨は理由がない」などとし、一審の判決を支持し控訴を棄却した。

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