政治団体つばさの党代表の黒川敦彦容疑者と、幹事長の根本良輔容疑者ら3人が、公職選挙法の自由妨害容疑で17日午前、警視庁に逮捕された。

黒川容疑者は警視庁の車両で警視庁本部に入る際、カメラに向かって満面の笑みで、両手でピースサインを見せた。

「つばさの党」をめぐっては、4月に行われた衆議院東京15区の補欠選挙で根本良輔・幹事長や、黒川敦彦・代表ら3人について他の候補の街頭演説を妨害するなどした疑いで、警視庁が家宅捜索をしていたが、捜査関係者によると、複数の陣営が「つばさの党」の車両から執拗に追跡されたため、予定していた選挙カーのルートを変更し、警察署への避難を余儀なくされたケースがあったということだ。

警視庁は、他陣営の応援演説が妨害され聴衆に聞こえなかったとの証言も得て、自由妨害の容疑を固めたという。

黒川代表は家宅捜索を受けた13日、小池都知事の自宅前で街宣活動を行い、その後取材に答えた。もし逮捕されたらどうするのか聞かれると、「それは法的に戦います、表現の自由を守る行為ってそういうことだと思う。特定の陣営の都合が悪いことによって、選挙に出てる他の陣営の行動を制限するっていうのは絶対にやらない方がいい。ましてや権力が持ってる側がやるとしたらそんな国ろくな国にならない、我々は最後まで戦います」と述べていた。

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