日蓮宗の静岡県東部宗務所で会計を担当していた僧侶が、運営資金 約4500万円を着服していたとして住職罷免の処分を受けていたことがわかりました。
静岡県東部にある日蓮宗の95の寺院で組織する県東部宗務所によると、元会計担当の僧侶は2008年から16年近くにわたり宗務所の運営資金 約4500万円を着服しました。
当該の僧侶は宗務所の口座から現金を引き出し私的に流用していたと見られていて、会計担当の立場を悪用し、帳簿の数字を改ざんすることで毎年4月に行われる監査での発覚を免れていたということです。
着服は2023年4月の改選で、当該の僧侶が会計担当の退任を目前に控えた3月末に行われた決算処理の中で発覚しました。
これを受け日蓮宗 宗務総長は5月15日付で当該の僧侶を住職罷免の緊急処分とし、また、警察への被害届の提出も検討しています。
県東部宗務所は今後も本人や関係者から事情を聞き取り、明らかになった事実や今後の対応について報告書を作成する方針です。
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