栃木県那須町で夫婦の焼かれた遺体が見つかった事件で、警視庁は、事件後に沖縄に逃走した指示役の男を殺人の容疑で19日にも再逮捕する方針を固めた。

この事件は栃木県那須町で4月16日、飲食店経営者の宝島龍太郎さんと妻・幸子さんの遺体が見つかったものでこれまでに6人が遺体を損壊した疑いなどで逮捕され、このうち仲介役の平山綾拳容疑者(25)が殺人容疑で再逮捕されている。

警視庁は、事件後に沖縄に逃走していた佐々木光容疑者(28)も殺人の疑いで19日にも再逮捕する方針を固めた。

捜査関係者によると佐々木容疑者は首謀者とみられる夫婦の娘と内縁関係の関根誠端容疑者(32)から、「死体の処分をして欲しい。やれる人を探している。殺害までやって欲しい」と依頼され、平山容疑者に伝える、いわゆる”パイプ役”だったという。

佐々木容疑者は夫婦が殺害された東京・品川区の「空き家」には入らず、付近で待機した後、近くの居酒屋で平山容疑者に報酬として千数百万円を渡していた。

警視庁は首謀者とみられる関根誠端容疑者や不動産会社経営の前田亮容疑者(36)、実行役の元俳優・若山耀人容疑者(20)ら4人も夫婦殺害への関与を追及する方針。

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