富士山を登る際の山梨県側の登山道「吉田ルート」で、危険な「弾丸登山」や混雑を解消するため、1日の登山者を上限4000人にし、通行料2000円の徴収が義務化される事を受け、20日午前10時に通行予約受付がスタートした。

山梨県議会は、7月1日から、5合目に設けられたゲートが午後4時から翌午前3時まで通行できなくなり、ゲートでは2000円の通行料の支払いが必要になるとの条例を3月に可決・成立させた。

これにより、頂上での「ご来光」を目指して、山小屋を予約せずに夜通し登山する「弾丸登山」を防ぐ狙い。さらに1日の登山者を上限4000人とすることで、混雑の解消も目指す。

山梨県は、人数規制の実施により、当日になって入山できないという登山客が多発するのを防ぎ、早めの登山計画を立てられるようにするため、20日10時からネットでの事前予約システムをスタートさせた。

事前予約できるのは1日3000人で、残り1000人分は現地の窓口対応枠にするという。

外国人旅行客に対応するため、事前予約システムの言語は日本語と英語で対応しており、登山ルートの案内などは、中国語と韓国語にも対応している。

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