日本と韓国の警察のトップが14年ぶりに会談し、経済安保やサイバー犯罪などでの協力強化について確認した。

会談の冒頭で、日本の警察庁の露木康浩長官は、「北朝鮮の問題や経済安全保障、サイバー犯罪、国境を越える詐欺など共通の課題が山積している情勢のもとで、責任者同士が直接対話するのは非常に時期を得たもの」と挨拶した。

これを受けて韓国警察庁の尹熙根(ユン・ヒグン)長官は、「韓国と日本は世界で一番近い隣の国家で、多様な関係での協力を強化していくべき」と応えた。

日本と韓国の警察のトップが直接会談するのは、2010年以来の14年ぶりとなる。

会談では、最先端技術を盗み取ろうとする国家などへの経済安全保障、北朝鮮などによるサイバー犯罪、SNSを使った国境を越える組織的詐欺、生成AIを悪用した偽情報などへの対策について、協力を推し進めることで一致した。

また、2025年に予定されている大阪万博など両国で開催される大規模イベントで、双方を行き来する国民の安全確保に向け情報共有することを確認した。

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