5月20日、石巻港に係留中の貨物船内で男性作業員2人が倒れているのが見つかった事故で、意識不明の状態で石巻市内の病院に運ばれた57歳の男性が21日、死亡しました。

この事故は20日午前7時半ごろ、石巻港に係留中のパナマ籍の貨物船内で57歳と53歳の男性2人が作業中に倒れたもので、このうち意識不明の重体となっていた57歳の男性が、21日午前8時ごろ、病院で死亡しました。
53歳の男性は事故当時、意識があり会話ができる状態で、命に別状はないということです。

2人が倒れた貨物船内の倉庫では、15日から酸素を吸収しやすいパームヤシ殻というバイオマス燃料を積み込む作業をしていて、事故当時は倉庫内の7割ほどがヤシ殻で占められた状態だったということです。
石巻海上保安署は業務上過失致死の疑いも視野に入れ、作業の管理体制に問題がなかったかを調べています。

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