2023年4月の東京都江東区長選を巡り、公職選挙法違反罪で柿沢未途元衆院議員(53)の有罪が確定したことを受け、東京高検が前区長の木村弥生被告(58)=同法違反罪で公判中=に連座制を適用するよう求めた行政訴訟の判決で、東京高裁(中村也寸志裁判長)は22日、適用を認め、区長選への立候補を5年間禁じた。

柿沢元議員は区長選で木村被告を支援し、今年3月に同法違反(買収など)の罪で懲役2年、執行猶予5年の有罪判決を受けた。東京高検は元議員が連座制対象の「組織的選挙運動管理者」に当たるとしている。

訴状によると、柿沢元議員は区長選の選挙戦略を練るなどして木村被告を支援し、23年2月から10月ごろ、区議や元区議ら計7人に計約220万円を供与し、区議ら3人に計60万円の供与を申し込んだ。

木村被告の刑事裁判は既に結審し、6月14日に判決が言い渡される。〔共同〕

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