宮城県石巻市は渡波海水浴場について去年、フグなどの死骸が大量に漂着したことなどから、今シーズン開設しないことを決めました。

石巻市の渡波海水浴場は東日本大震災で被災したため、遊泳禁止が続いていましたが、新たな防潮堤が完成したことなどから、2018年に再開しました。

しかし、再開後は、震災前と比べ利用客数が半分程度に落ち込んでいることに加え、去年の開設期間中には、ほぼ毎日、フグなどの魚の死骸が漂着し、環境面で不安視する声が相次いでいました。

こうした状況を踏まえ、石巻市は渡波海水浴場を、今シーズン開設しないことを決めたということです。魚の死骸が漂着した理由について、市は海水温の上昇などが原因と分析しています。

石巻市は渡波海水浴場以外の4カ所の海水浴場については、予定通り開設する方向で調整しています。

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