岐阜・各務原市で21日夕方に発生した小学生の男の子がはねられる事故。
小学3年生の8歳の男の子が、ごみ収集車にはねられた。
事故があった現場は、交通量の多い信号も横断歩道もない交差点。
近所の人「ものすごい音がして、ドンという音がして、何だろうと思って見たら、もう子どもが飛ばされてた」
男の子は頭にけがをして一時、意識不明の重体に。
救急搬送されたが、その後、意識が回復し、命に別条ないという。
ごみ収集車による事故は先週もあったばかり。
静岡・浜松市で、小学4年生の女の子がひかれ、その場で死亡が確認された。
相次ぐ、ごみ収集車による事故。
東京都内の業者を取材すると、運転者の死角が浮かび上がった。
一般的な収集車の運転席に座ってみると、のぞき込まないと真下は見えなく、前が死角となってしまっている。
プロのドライバーに協力してもらい検証すると、車の前方1メートル以内が死角に。
業者側は、ごみ収集車ならではのドライバーの視線が事故の要因ではないかという。
日本サニテイション・植田健代表「1日50~100件(ゴミ置き場を)回るので、置き場にゴミがあるかどうか、遠くを見る習性になっている可能性がある。手前を見落としたりする危険性があるかもしれない」
こちらの会社では、目視だけに頼らない安全確認をしているという。
ゴミ収集車の運転手「窓を開けるというのも大切。音も聞こえないので、窓を閉めると」
窓を開け、自転車が近づく音など、耳でも確認を怠らないという。
徹底した安全管理のもとで日々行っているというごみの収集。
日本サニテイション・植田健代表「この業界は、かなり高いスキルと専門的な知識を持たないとできない。経営者・役員は事故違反やっただけで免許取り消しになるほど厳しい世界。その現実は知っていただきたい」
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