闇バイトで集められた男4人が、住民の動きを把握しながら盗みに及ぶという、驚きの手口。
2022年2月、熊本・荒尾市の住宅に設置された防犯カメラが、その一部始終をとらえていた。
帽子やマスクで変装した男たちは、家の中に侵入すると、室内を物色。
黒いかばんを手に取り、持ち去った。
時間にしてわずか10分足らずの犯行。
男たちは、家の住人が帰宅するのを察知し、足早に立ち去ったとみられている。
犯行の数時間前に、被害に遭った住宅の駐車場をとらえた防犯カメラの映像を見てみると、止めてあった住民の車の横で男がしゃがみこみ、何かをしている。
この家の住人によると、この時、男は住人の動きを把握するため、GPS機能付きのスマホを車に取り付けていたという。
警察は21日までに、窃盗と住居侵入の疑いで、大阪府のアルバイト、山下貴大容疑者(34)ら4人を逮捕。
4人は2022年2月、この家に侵入し、ビジネスバッグやタブレット端末など、約7万円相当を盗んだ疑いが持たれている。
警察によると、4人のうち2人は初対面。
全員、指示役から連絡を受けて集められた、いわゆる“闇バイト”とみられている。
被害に遭った住人「(今回4人逮捕されているが)あくまでも下っ端の実行犯。これを計画した『指示役』というか『元締』、それを恨んでいる」
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