運転台機器の操作体験の様子=JR東日本大宮支社提供

 栃木県下野市とJR東日本大宮支社は22日、市へのふるさと納税の返礼品として、JR東日本小山車両センター(同市緑2)での「車両貸し切り親子体験会」を出品した。同センターに所属する車両1編成を貸し切り、運転台と客室内の機器操作を体験するほか、こども駅長制服を着用しての記念撮影もできる。JRとのコラボで体験型返礼品を提供するのは県内では初。JR宇都宮線の3駅がある同市ならではの返礼品として、マニアを中心に注目を集めそうだ。

機器操作などが体験できるE233系5両編成=JR東日本大宮支社提供

 体験会は6月22、23日で、1回1時間45分とし各日5回行う。募集するのは、満5歳以上中学生以下の子供1人と18歳以上の同伴者1人を1組として計10組。車両は運用中の車体を用い、E231系またはE233系のいずれか1編成で、運転台でのハンドル操作やドアの開閉、車内放送などが体験できる。また、時間内は同センター内を走行する車両や施設見学など、自由に楽しめる。寄付金額は5万円。定員になり次第締め切る。

 募集初日の昼には1件の申し込みがあり、好調なスタート。市では今後もJRとの連携で返礼品を検討していく。

機器操作などが体験できるE231系5両編成=JR東日本大宮支社提供

 市総合政策課の担当者は「車両を貸し切り、自由に体験、見学することができる貴重な機会。電車好きはもちろん、市に来てみて、思い出づくりをしてもらいたい」と話している。

 申し込みは「JRE MALLふるさと納税」の下野市ページから。【松沢真美】

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