大雨の際、街を守る堤防に心無い行為です。熊本市中央区の白川河川敷に整備された堤防で多数の落書きが見つかっていて景観に影響が出ています。

【西村勇気アナ・リポート】
「熊本市内の白川河川敷です。この場所だけでも黒・黄色・黒と3つの落書きが並んでいます。文字は左から『NSK』。大人が両手を広げたくらいの大きさの落書きです」

落書きが確認されたのは明午橋から大甲橋にかけての白川左岸。

およそ600メートルにわたる「緑の区間」と呼ばれる部分です。

去年3月に整備されたばかりの新しい堤防にことし3月下旬から5月上旬にかけて、
アルファベットや記号がスプレーで落書きされているのを見つけたということです。

その箇所は合計16カ所。河川を管理する国交省の職員は・・・。
【国交省 熊本河川国道事務所 田尻剛士課長】
「(街中に)緑を残して水防整備をしてきた区間ですので」
「大変悪質な行為でもありますし、河川管理者としても大変残念に思っておりますので、このような行為はやめてほしいと思います」

その後、TKUが白川周辺を取材したところ、熊本大学病院の外壁にあたる部分でも
同じ書体、つづりの落書きを発見しました。

国交省では堤防の落書きについて熊本中央警察署に被害届を出していて、防犯カメラを増設するなど今後も監視体制を強化していくとしています。

一方、24日は、大雨の際、氾濫の恐れがある場所の合同巡視が行われました。
熊本河川国道事務所や県・市・消防などからおよそ25人が参加し、大雨の際に、早い段階で水があふれる恐れのある3カ所を確認。担当者が出水時の対策などについて説明しました。

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