64年前の5月24日、南米チリで発生した巨大地震による津波が日本各地を襲い、岩手県内も大きな被害を受けました。
大船渡市では当時の映像や写真などが展示されています。

大船渡市立博物館で公開されている64年前に撮影された大船渡市内を襲うチリ地震津波の映像。
津波によって建物が倒壊し、大船渡市では国内で最も多い53人が犠牲となりました。

大船渡市立博物館では、チリ地震津波の被害やその後の復興を写真や映像で紹介しています。

先ほどの映像は当時の市民が8ミリフィルムで撮影したもので、館内で公開されています。

また展示されている写真には、津波が押し寄せる瞬間やがれきで埋まった街の様子のほか、航空写真で撮影された市内全体の被害状況などが映し出されています。

大船渡市立博物館 村上巧係長
「遠い過去のことになっているが、被害の状況を知っていただき将来の備えにしてほしい」

館内では東日本大震災についても紹介していて、訪れた人に災害の恐ろしさと教訓を伝えています。

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