栃木県那須町で全身を焼かれた夫婦の遺体が見つかった事件で、東京地検は27日、夫婦の長女と内縁関係にある関根誠端(せいは)容疑者(32)=死体損壊容疑で逮捕=ら6人を死体損壊、死体遺棄罪で起訴した。関根被告は事件を主導したとされ、警視庁と栃木県警の合同捜査本部は殺人容疑での立件を視野に捜査している。
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ほかに起訴されたのは夫婦の知人である前田亮容疑者(36)のほか、殺人容疑で再逮捕された指示役や実行役の計4人。
起訴状などによると、6人は共謀して、4月16日朝までに会社役員の宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)の遺体を東京都品川区内から那須町の河川敷まで運び、ガソリンをかけて点火して遺体を遺棄、損壊したとされる。
宝島さん夫婦の遺体は同16日朝、那須町の山中の河川敷で焼損した状態で見つかった。捜査本部は6人を死体損壊容疑で逮捕したのち、指示役や手配役、実行役の計4人を殺人容疑で順次再逮捕した。関根、前田両被告についても同容疑での立件を視野に捜査を続ける。
関根被告は東京・上野で夫婦が経営する飲食店のマネジャーを務めていた。
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