■商店街のアーケードを軽自動車が暴走 助手席の妻が死亡
ことし3月、神戸市の商店街で87歳の男性が運転する車が、別の車と衝突し、3人が死傷した事故で、男性が酒を飲んだ状態で車を運転していた疑いがあることが分かりました。
ことし3月、神戸市中央区の元町商店街で、軽自動車がアーケード内に進入し、清掃会社のワゴン車と衝突しました。
この事故で、軽自動車を運転していた男性(87)が複数の骨を折る重傷を負い、助手席に乗っていた男性の妻(当時82)が死亡しました。
また、衝突された清掃会社の男性(27)もケガをしました。
■基準値の約2倍のアルコール検出
警察によると、軽自動車を運転していた男性(87)は事故直後、「車が暴走した」と話していたということです。
捜査関係者によると、その後の捜査で、男性の血液から基準値のおよそ2倍のアルコールが検出されていたことが分かりました。
■「ご飯を流し込むために酒を飲んだかもしれない」
調べに対し、軽自動車を運転していた男性は「晩ご飯を食べる際、ご飯を流し込むために酒を飲んだかもしれない」などと話しているということです。
警察はその後、男性の自宅を捜索し、事故前に飲んだとみられる紙パックの日本酒などを押収しています。
警察は危険運転致死傷の疑いも視野に、事故の経緯を詳しく調べています。
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