■防犯指導の名目で高齢者の住宅訪れ現金およそ300万円盗んだ罪

防犯指導の名目で訪れた高齢者の住宅から現金を盗んだ罪などに問われた京都府警の元警察官に対し、京都地方裁判所は懲役3年を言い渡しました。

京都府警察本部・捜査2課の警部補だった林謙司被告(57)は4年前、京都市内に住む高齢者の住宅から、現金およそ300万円を盗んだ罪などに問われています。

林被告は防犯指導の名目で高齢者の住宅を訪れていたということです。

■「自分の欲望を抑制できなかった」

林被告はこれまでの裁判で「自分の欲望を抑制できなかった。罪の意識がないわけではなく、発覚しないと考えていた」と話していて、検察側は懲役4年を求刑していました。

■「警察官の立場を利用」懲役3年の実刑判決

28日の判決で京都地裁は「犯行は巧妙かつ悪質で強い非難に値する」と指摘。
「警察官の立場を利用した一般市民に対する犯罪の責任は重い」として懲役3年の実刑判決を言い渡しました。

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