「看護学部」を開設する方針を発表する近畿大学の松村到学長(左)(28日、大阪市内)

近畿大学は28日、2026年4月に「看護学部」(仮称)を開設すると発表した。医学部および近畿大学病院が移転計画を進める堺市の新キャンパス内に設置する。四年制で、必要なカリキュラムを履修すれば、看護師の国家試験の受験資格を取得できる。25年3月に文部科学省に学部設置の認可を申請し、順調にいけば同8月末に認可が下りる見込みという。

入学定員は110人で収容定員は440人、基幹教員は40人を予定する。選択制で保健師の国家試験の受験資格も取得できる。看護学部の開設に伴い、三年制の付属の看護専門学校(大阪府大阪狭山市)は26年4月の入学生を最後に、募集を停止する予定。

看護学部は16番目の学部となる。近大が新たな学部を開設するのは22年の情報学部以来4年ぶり。「専門学校ではなく4年間しっかり看護を学びたいという学生が増えている」(松村到学長)ことに対応する。医学部も持つ総合大学としての強みを生かし、文理融合型のカリキュラムの提供を目指す。

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