県立球陽高校が2025年度の新入生から、現在の理系の「理数科」と文系の「国際英語科」の二つの学科を改め、「文理探究科」へ統合する。出願や入学時には理系と文系に分けずに、2年から選択科目で理系、文系に対応することで、理系から文系大学へ進学するなど学科と進路希望とのミスマッチ改善を目指す。
16日に開いた県教育委員会会議で、県立高等学校管理規則の一部を改正する規則案を議決した。
現在は、出願時に理系か文系か選択する必要があり、理系から文系大学へ、文系から理系大学へ進学する生徒が毎年約2~3割いる。同校によると、受験に必要な科目を授業で取れない生徒は、放課後講座などで対応している。
出願時ではなく、2年から理系、文系の教育課程を実施することで、生徒の希望に応じた進路実現につなげたい考えだ。24年度までの入学生は、卒業時まで二つの学科を継続する。(社会部・屋宜菜々子)
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