猛暑が予想される夏本番を前に、注意が必要です。

快適な生活に欠かせない扇風機やエアコンから、突然、火が出るケースもー

最新の実験映像で検証します。

30日、予想よりも早い時間帯から雲が広がった福岡県内。

比較的冷え込む朝となりましたが、その後、気温が上昇し、寒暖差の大きな1日に。

最高気温は久留米市で29.1℃、太宰府市で27.9℃など、県内は30日も真夏日に迫る暑さとなりました。

近年、夏になると全国的に問題となるのが記録的な猛暑。

福岡管区気象台によりますと、今年の6月から8月は平年よりもさらに暑くなる可能性が高い見通しです。

夏本番を前に、いま必要だというのが…

◆玉谷クリニック 玉谷実智夫 院長
「『暑熱順化』ですね。体を暑さに慣らすことが大切です」

体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」。

本格的な暑さを迎える前に、体を少しずつ慣れさせていくことが重要だといいます。

その具体的な方法について、医師は…

◆玉谷クリニック 玉谷実智夫 院長
「仕事が終わってから家に帰るまで、1駅前に降りて、そこから早歩きで歩いて、5分でも10分でも運動の強度を強くして汗をかくことが大事。入浴もですね。40℃のお湯に入浴すると、大体15分。41℃で10分。毎日のほうが望ましいですけれども、2日に1回でも効果はあります」

一方、夏場に気をつけなければならないのが、快適な生活に欠かせないエアコンや扇風機の火災です。

製品評価技術基盤機構(NITE)が30日に公開した扇風機火災を再現した映像では、突然、煙が上がりだし、扇風機の内部から発火。

原因は部品の『経年劣化』です。

NITEによりますと、エアコンや扇風機の火災事故は5年間で378件起きていて、その多くが6月から8月に集中しています。

NITEは、古いエアコンや扇風機を使う際の事前点検の必要性を呼びかけていて、動作が安定しない場合や、異音がしたり部品が熱くなったりする場合は、使用の中止をすすめています。

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