2022年、札幌市の自宅で殺傷能力が高い「HMTD」と呼ばれる爆発物を所持していた罪などに問われている男に対し、札幌地裁は5月30日、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

 無職の諏訪博宣被告(30)は2022年、札幌市白石区の当時住んでいた自宅で、殺傷能力が高い「HMTD」と呼ばれる爆発物を所持していたとして、爆発物取締罰則違反の罪などに問われています。

 これまで諏訪被告は「人を傷つける威力はなく、爆発物ではない」と起訴内容の一部について争う姿勢を示していました。

 一方で検察側は「軍用爆薬に匹敵する威力のものを完成させた上、公共の危険を引き起こしかねない状況」などと懲役10年を求刑していました。

 5月30日の札幌地裁の判決で、吉戒純一裁判長は「人の身体や財産を害する危険性が高い悪質な犯行」として、懲役6年の実刑判決を言い渡しました。

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