岩手県一関市の公共工事を巡る贈収賄事件で、5月28日に逮捕された市の元幹部職員の59歳の男と工事業者の元役員の68歳の男の身柄が30日、盛岡地方検察庁に送られました。

加重収賄と官製談合防止法違反などの疑いで送検されたのは、一関市の元幹部職員・那須野長己容疑者(59)、また贈賄などの疑いで送検されたのは一関市三関に本社がある永沢水道工業の元役員・千葉敏郎容疑者(68)です。

警察によりますと、那須野容疑者は市の職員だった2019年5月から約3年の間に市が発注する水道工事などの入札に関する情報を提供した見返りに、千葉容疑者から複数回にわたり合わせて二十数万円相当の飲食の接待を受けた疑いが持たれています。

警察は逮捕当時捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていませんでした。
警察は引き続き余罪を追及する方針です。

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