天皇皇后両陛下は 科学技術の優れた研究者に贈られる「日本国際賞」の式典に出席された。

16日午後2時半過ぎ、タキシード姿の陛下とクリーム色のロングドレス姿の皇后さまは都内のホテルに到着された。

「日本国際賞」は、科学技術の分野で人類の平和と繁栄に大きく貢献した研究者に贈られるもので、両陛下はこれまでも授賞式に出席を重ねられている。

今年は、半世紀にわたり天気予報の基礎となる研究を進めてきたイギリスのブライアン・ホスキンス博士など3人が受賞し、両陛下は拍手で祝福された。

天皇陛下は、「受賞された皆さんが、その研究を通じて地球温暖化に起因する異常気象の予測や人類の健康増進に大きく貢献されてきたことに深く敬意を表します」と述べられた。その上で、「近年、世界が地球規模で直面する課題は、ますます多様化し、複雑化してきています」と指摘し、「私たちはより広い見識の下、様々な分野の英知を結集し、ともに手を携えて、これらの課題の克服に努めなければなりません」と述べられた。

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