熊本市にある慈恵病院が運用する『こうのとりのゆりかご』や『内密出産』に関わる子どもの出自を知る権利についての検討会が、6月3日に開かれました。

会では、出自情報としてはどのような内容を残すことが望ましいかや、個人情報保護法の観点から誰の同意が必要なのかなどの意見が上がったということです。
石黒大貴委員:「聞き方はお母さんにとって強制や説得のニュアンスであってはいけない」
委員からは子どもの出自を知る権利を重視しながら、母親の個人情報を守ることも大切という認識が示されました。
また、現在、慈恵病院のみで保管されている内密出産で生まれた子どもの出自情報について、今後は行政など公的な機関も関わっていく選択肢もあるとの意見も出されました。

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