福島県郡山市で起きた傷害事件の裁判で、検察は元暴力団員の男に懲役3年6ヵ月を求刑した。

起訴状などによると、元暴力団員の冨田一幸被告(43)は、2024年4月、郡山市内の歩道近くで30代の男性を車ではねるなどして大けがをさせたとされている。

6月4日の初公判で、冨田被告は起訴内容を認めた。
検察側は「危険極まりなく悪質な犯行」と指摘した上で、「今後も暴力団と深く関わる生活をしていく恐れが高いことから再犯は必至である」などとして、懲役3年6ヵ月を求刑した。

一方、弁護側は「示談が成立し、被害者の男性は処罰を望んでいない」などとして、罰金刑が相当と主張した。
判決は6月17日に言い渡される。

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