豚熱が発生した岩手県洋野町の養豚場では、全体の4割以上で殺処分が終わりました。6月4日に達増知事が現地を視察しました。

洋野町の養豚場では飼育しているブタの豚熱への感染が確認され、県の職員などが約1万7500頭のブタの殺処分を進めています。

4日は達増知事が現地の対策本部が置かれている久慈市を訪れ、担当者からこれまでの対応や防疫措置の進捗状況について説明を受けました。

県によりますと、3日午後7時時点で全体の約44%にあたる7818頭の殺処分を終えていて、養豚場の敷地内に溝を掘り殺処分したブタを埋める作業も並行して進めています。

説明を受けた後、達増知事は作業に当たる職員を激励しました。

達増知事
「使命感を強く持って、岩手のためそして全国のため、思い切って作業に当たってほしい」

県では「作業は順調に進んでいる」としたうえで、少しでも早く防疫措置が完了するよう作業を進めていきたいとしています。

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