前の町長が逮捕された官製談合事件を受けて、福島県石川町は入札制度を見直すため第三者委員会の設置費用を盛り込んだ補正予算案を議会に提出した。
6月6日開会した石川町の議会定例会に提出されたのは、総額1億8400万円余りの補正予算案。
町の工事入札をめぐる官製談合防止法違反などの疑いで当時現職の町長だった塩田金次郎容疑者(76)と、地元の建設会社で当時入札を担当していた2人が逮捕されている。
この事件を受けて、町は今回の補正予算案に入札制度を見直すため弁護士や大学教授など有識者で構成する第三者委員会の設置費用60万円を盛り込んだ。
石川町の首藤剛太郎副町長は「有識者による第三者委員会を設置し、事件発生に至った課題を抽出、再発防止のための対策、そして、入札制度の見直しの検討を行い、適正な入札制度確立に向け取り組んで参ります」と述べた。
この補正予算案を審議する議会定例会は、6月11日まで開かれる予定。
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