秋田地方裁判所・家庭裁判所の所長に伊藤繁氏が着任し、「県民にとって身近で頼りがいのある裁判所を目指していきたい」と抱負を語った。

新たに秋田地方裁判所・家庭裁判所の所長に着任した伊藤繁氏は、福島県出身の61歳。東京地裁や東京高裁の判事などを歴任し、「薬害エイズ訴訟」をはじめとする民事事件を主に担ってきた。裁判所長を務めるのは今回が初めて。

 秋田地方・家庭裁判所 伊藤繁所長:
「県民にとって身近で頼りがいのある裁判所を目指していきたい。デジタル化によって秋田地・家裁がより利用しやすく、アクセスしやすい裁判所になるよう具体的な検討を重ねていきたい」

裁判員制度の開始から2024年で15年がたった。成人年齢の引き下げによって18歳・19歳も裁判員に選ばれる。

 秋田地方・家庭裁判所 伊藤繁所長:
「若年層を含め、幅広い国民に裁判員裁判に参加してもらうことが重要。その視点や感覚を反映していくことが重要」

一方で伊藤所長は、業務を離れた場では「秋田の食や自然を楽しみたい」と初めての秋田での生活に期待を寄せた。

その上で、伊藤所長は「高齢化が進む秋田の実情を把握した上で、質の高い司法サービスの提供に向け努力したい」と意気込んでいた。

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