国会議事堂(手前)と周辺=東京都千代田区で、本社ヘリから佐々木順一撮影

 内閣人事局は7日、2024年4月に採用した国家公務員のうち、女性の割合が39・2%だったと発表した。前年度比0・5ポイント増で過去最高を更新した。20年12月に閣議決定した第5次男女共同参画基本計画で掲げた女性採用率「35%以上」の目標を4年連続で達成した。

 4月1日付で国家公務員に採用した8997人のうち女性は3528人だった。採用を実施した中央省庁全25機関中、20機関で女性の割合が40%を超えた。男女合わせて100人を超える採用を実施した機関の中では外務省の54・8%(92人)、法務省の49・0%(504人)などが高かった。一方、技術系の採用の割合が高い国土交通省は26・8%(553人)で目標を下回った。全機関の採用者を技術系区分に限って見ると、女性の割合は28・5%(469人)だった。【鈴木悟】

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