電動キックボードで事故を繰り返したとして、名古屋市守山区の73歳の男性が書類送検されました。

 警察によりますと、名古屋市守山区の73歳の男性は去年11月、電動キックボードを運転中、交差点で赤信号を無視し車と衝突する物損事故を起こし、警察から注意されました。

 さらに男性はその1カ月ほど後にも、道路脇に駐車していた車に頭をぶつける事故を起こしていました。

目撃した店の従業員:
「『どうしたの?』と聞いたら『ぶつかっちゃった』と言って倒れてみえたもので。血をものすごく流して」

 男性は、電動キックボードでも義務づけられている自賠責保険に入っておらず、警察は6月7日、信号無視などの道交法違反の疑いとともに書類送検しました。

 調べに対し男性は「購入した店からは『自賠責保険に入らなければならない』と言われていたが、事故を起こすことはないだろうと思っていた」などと話しているということです。

 去年7月から、一定の基準を満たした電動キックボードは、16歳以上であれば免許なしで乗れるようになっていますが、自賠責保険に入っていない違反での検挙は愛知県では初めてです。

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