警察の内部資料を漏えいした疑いで逮捕された鹿児島県警の前生活安全部長が、「野川本部長が現職警察官の事件を隠ぺいした」と訴えていることについて野川本部長が7日夕方、県警本部ロビーで緊急会見し、隠ぺいを否定しました。以下、会見の全文です。


鹿児島県警・野川明輝本部長:捜査中の国家公務員法違反事件につきまして、昨日(6日)、私が私自身の隠ぺいについて否定しなかったなどと報道等で取り上げられていますので、改めて一言申し上げます。

まず、被疑者が勾留の理由の開示の中で述べた2つの事案、いずれについても必要な対応が取られていまして、それらについて私が隠ぺいの意図を持って指示を行ったと言うことは一切ございません。この点明確に申し上げます。

また昨日(6日)申し上げましたが、被疑者が勾留の理由の開示の中で主張していることについては、本件の動機に関することです。なぜそのような主張を行ったのかについては事件捜査の中で必要な確認を行っていくべきものと考えています。その上で本件の事件の捜査が終結した際には、説明できることについてはしっかりと説明してまいりたいと考えています。

記者:きのう(6日)明確に否定しなかったのはなぜですか?

鹿児島県警・野川明輝本部長:一義的には事件捜査の中で事実が確認されるべきものです。ただ私が否定をしなかったということについて報道等で取り上げられましたので改めて本日、明確に申し上げたところです。

記者:そもそも隠ぺいはなかったとの認識?

鹿児島県警・野川明輝本部長:そのとおりでございます。

野川本部長はこのように述べ、その場を去りました。

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