高齢者の自宅から現金を盗んだ罪などに問われた京都府警の元警察官の裁判で、検察側は懲役4年を求刑しました。

京都府警察本部・捜査2課の警部補だった林謙司被告(57)は4年前、京都市内に住む高齢者の住宅から、現金およそ300万円を盗んだ罪などに問われています。

林被告は防犯指導の名目で高齢者の住宅を訪れたとみられていて、16日の被告人質問では「自分の欲望を抑制できなかった。罪の意識がないというわけではなく、発覚しないだろうと考えていた」と話しました。

検察側は「警察官の立場を悪用した大胆な犯行で言語道断。高級料亭での飲み食いや、交際相手との交際費に現金を無計画に費消し、身勝手かつ安易な犯行動機だ」として、林被告に懲役4年を求刑しました。

判決は5月28日に言い渡される予定です。

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