8日は、九州南部が梅雨入りした一方で、北日本から近畿にかけては晴れて夏の暑さとなった。

東京都心に響く、威勢のいいかけ声。

日本三大祭の1つにも数えられている、日枝神社の「山王祭」が2日目を迎え、8日は重さ約1トンのみこしが都心を練り歩いた。

みこしが入っていったのは、なんと、JR東京駅の構内。
担ぎ手たちのかけ声が響き渡っていた。
みこしが東京駅に入るのは、実に30年ぶりだという。

参加者は「感激しました。昔は床が揺れたりして困ったんですけど、新しいビルができて、だったら中に入ろうと」「声がめちゃめちゃ響いてびっくりした。みんな興奮してたかと思います」となどと話した。

東京駅には多くの人が集まり、熱気のある祭りを楽しんでいた。

観客は「迫力は相当あったと思います。重そうだったので、担いでいる人の腰が大丈夫か気になります」「素晴らしいです。私たちは東京に来たばかりで驚いています」などと話した。

8日は東京都心で28度を超えるなど、北日本から近畿にかけては晴れて気温が上がり、夏の暑さとなった。

福井市では30.4度を観測し、2024年2回目の真夏日になり、駅前の恐竜もうだるような暑さとなった。

訪れた人は「日差しが強いので暑いです。飲み物飲んで頑張ります」と話した。

8日は秋田県の横手市と大館市で31.2度、鳥取・境港市で31度となるなど、日本海側を中心に全国40地点で真夏日となった。

一方で、気象庁は8日午前、九州南部が梅雨入りしたとみられると発表した。
平年より9日遅い梅雨入り。

九州南部では低気圧などの影響で、曇りや雨となっている。

そうした中、初夏のイベントが各地で開かれていた。

和歌山・串本町では、普段は見かけない珍しい魚をいかに釣り上げられるかを競う「珍魚釣り選手権」というユニークな釣りの大会が開かれた。

参加者はカサゴやカンパチの他、平たい形が特徴のネズミゴチなど、珍しい魚を次々と釣り上げていた。

参加者は「めちゃうれしかった」「うれしい。ピクッて来た」などと話した。

宮城・仙台市では8日から、東北6県の夏祭りが一堂に会する「東北絆まつり」が始まった。

航空自衛隊のブルーインパルスが展示飛行を披露し、開幕を盛りあげた。

観客は「楽しかった。かっこよかった」と話した。

「東北絆まつり」は、東日本大震災からの復興を願い2011年に始まった、「東北六魂祭」の後継イベントで、2017年から行われている。

午後4時頃からは、流し踊りが行われ、宮城県の「仙台すずめ踊り」や福島県の「わらじまつり」、山形県の「花笠まつり」などの踊りが披露された。

観客は「すごく感動して涙が出るくらいに、思い出すと鳥肌が立って、すごくかっこよかった最高でした!」と話した。

9日は、東北6県の夏祭りが勢ぞろいするパレードが行われる予定で、2日間で約45万人の人出が見込まれている。

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