8日の九州南部に続いて9日は四国が梅雨入りした。
いよいよ雨のシーズンとなる列島各地の様子をお届けする。

気象庁は9日午前、四国が梅雨入りしたとみられると発表した。
平年より4日、2023年より11日遅い梅雨入りとなった。

午前11時ごろの高知市内は、空一面を雨雲が覆い、降り続く雨でアジサイの花がぬれていた。
朝から雨が絶え間なく降り続き、河川の増水に注意が必要となる。

9日は西日本の広い範囲で雨が降り、雨のエリアは東に移りつつある。

そうした中、宮城・仙台市では「東北絆まつり」が最終日を迎え、午後から祭りのハイライトパレードが行われた。

パレードを一目見ようと、定禅寺通りには通りを埋め尽くすほどの人たちが訪れ、写真を撮って楽しんでいた。

東北6県の祭りが一堂に会する「東北絆まつり」。
秋田県の「竿燈まつり」に続き、宮城県の「仙台七夕まつり」や山形県の「花笠まつり」、福島県の「わらじまつり」に岩手県の「盛岡さんさ踊り」など、それぞれの県を代表する6つの祭りが仙台のメインストリートをパレードした。

見物客は「すごいですね。太鼓の音とかが心臓まで響いて五感で感じる」「やっと来られました。お祭り最高」などと話し、楽しんでいた。

一方、北海道・札幌市に夏を告げる「YOSAKOIソーラン祭り」も9日が最終日。
各チームが気合の入った演舞を披露した。

演舞に参加した人は「楽しく踊れました!気持ちが1つになる感じがして、すごく良い経験だと思います」と話し、見物客も「迫力があって楽しいし、昔(演舞を)やっていたけど今はできないから、ほとんどのチームの応援をしています」と盛り上がっていた。

2024年は、海外からの2チームを含む約250チームが参加。
9日夜開かれるファイナルステージで大賞が決まる。

静岡市の由比漁港で開かれた地元の名産・サクラエビをPRするイベント「由比桜えびまつり」。
会場には朝から多くの人が訪れ、サクラエビをふんだんに使ったかき揚げや、豆腐とネギを一緒に煮込んだ漁師メシ「沖上がり」などを買い求めていた。

訪れた人は「おいしいですよ。いいおだしがよく出てますよ、エビの」「体が温まるし、おいしかったです。旬のものを食べたら長生きができるかなって」と味わっていた。

東京・文京区の白山神社では、アジサイが見頃を迎えている。
8日から「あじさいまつり」も始まり、境内には多くの人が訪れた。

訪れた人は「きれいでかわいかった。(アジサイの色は)紫が好き」「かれんというか、久しぶりに心も若返ったような」と話していた。

白山神社には、約30種類3000株のアジサイが植えられている。
近くの公園では写生会も行われ、子どもたちが思い思いにアジサイの絵を描いていた。

写生会に参加した子どもは「周りがスカスカになっちゃったから、良くは描けなかった」と話しながらも笑顔だった。

訪れた人たちは、まもなく迎える梅雨を前に、色とりどりのアジサイの写真を撮っていた。

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