大津市で男性保護司を殺害した容疑で男が再逮捕された事件を受け、法務省は10日、全国の保護司が担当している全ての案件で、対象者とのトラブルの有無について調査を始めた。全国50カ所の保護観察所に対し、今月中をめどとした保護司への聞き取りを要請。結果を取りまとめた上で、安全確保策を検討するもようだ。

法務省によると、保護司は2023年1月現在、全国で約4万7千人が活動する。担い手不足や高齢化が深刻化しており、有識者検討会で対策を議論している。〔共同〕

【関連記事】

  • ・更生支援担う保護司、安全策の議論急務 大津で殺害事件
  • ・保護司殺害、保護観察の不満投稿か 滋賀県警が経緯捜査
「日経 社会ニュース」のX(旧ツイッター)アカウントをチェック

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。