福岡県春日市で、母親をハンマーで殴り殺害しようとした罪などに問われていた男に対し、執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。

判決を受けたのは、東京都の無職・小島光貴被告(23)です。

判決によりますと、小島被告は、去年10月、両親を殺害しようと考え、福岡県春日市の実家で母親(当時59)の頭をハンマーで複数回殴った上、首を両手で絞めて殺害しようとしました。

11日の判決公判で、福岡地裁の富張真紀裁判長は、「両親から嫌われていると勝手に思い込んだゆえの身勝手なものである」と指摘。

一方で「両親が関係改善に向けた働きかけを続けていれば、犯行には至らなかったとも思える」と述べ、家族全員が許していることも踏まえ、小島被告に対し、懲役3年・執行猶予5年の判決を言い渡しました。

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