11日、東京・大田区の磐井神社で目撃されたのは、神社で育てている観賞用のアジサイを盗む高齢者泥棒。
この男、見頃を迎えてから連日のようにアジサイを盗んでいるというのだ。

9日早朝、人けがない時間に自転車でやってきた高齢の男。
自転車を降り、アジサイに手を伸ばすが、見定めているのだろうか、いったん手を引っ込める。

そして、選び直したアジサイを手に取ると、自転車のかごに入れ持ち去っていった。

男の窃盗は1回だけではない。
11日午前4時半ごろにも、現れた。

神社は対策として、盗難防止を呼びかける立て看板をアジサイのすぐ横に置いているが、気にも留めない男。
約2分半、顔を近づけたり、触るなどじっくり吟味し、また1株選んで盗んでいった。

磐井神社 神職・森田尚久さんは、「ここ数日は、1日2個ずつなくなっています」と話す。

連日、神社に現れては1株ずつ盗んでいくというアジサイ泥棒。
実は、盗まれたアジサイは、全て見頃寸前のもの。
目的は、いったい何なのだろうか。

2024年に入ってから20株のアジサイが盗まれ、被害総額は約4万円に上るという。

磐井神社 神職・森田尚久さん:
(鑑賞を)楽しみにお参りされる方の思いをなくしてしまった。そちらの方で怒りが起きた

磐井神社は今後、警察に被害届を出す予定。

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