愛知県一宮市の自宅で2022年、幼い3人の娘を殺害した罪に問われている母親に6月11日、懲役23年の判決が言い渡されました。

 一宮市の無職遠矢姫華被告(29)は2022年2月、自宅で幼い3人の娘の首をコードのようなもので絞めて殺害した罪に問われています。

 これまでの裁判で弁護側は「心神喪失状態だった」と無罪を主張し、検察側は「責任能力はあった」として、懲役25年を求刑していました。

 11日の判決裁判で名古屋地裁は「育児などでの抑うつ状態が犯行に一定の影響は与えたが、最後まで家事をこなしている」などと、完全責任能力があったと判断しました。

 そのうえで「母親としての自信を失い、無理心中を決意した身勝手な犯行。最愛の母の手によって突如、将来を絶たれた3人の娘の混乱や苦痛を思うと、言葉にできないものがある」として懲役23年を言い渡しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。