2004年7月に起った福井豪雨から今年で20年、県は、降水量が増え災害が起きやすくなるこの時期に防災に対する意識を共有しようと、関係機関らと対策会議を開きました。
        
福井県・中嶋浩一危機管理監:
「今年は福井豪雨から20年目にあたる。災害対策は、起きてからよりも起きる前の対策が重要ということを認識する必要がある」
 
13日の会議には、市町の防災担当者や消防、河川の管理者など約60人が参加しました。
 
初めに、福井地方気象台から北陸地方の3カ月予報が示されました。気象台によりますと、6月から8月は暖かい空気に覆われやすいため気温は高く、降水量は平年並みの予想だということです。
  
また、これまで「北陸地方」などと、地方単位で発表されていた「線状降水帯の発生予報」を、2024年5月から府県単位で半日前から予測する運用になったことを改めて周知しました。
 
県の担当者からは、福井気象台と共同で市町単位で発表する「土砂災害警戒情報」について、より詳細に避難対象地域を絞り込んで発表するという基準の見直しについて説明がありました。発表された場合は今まで以上に注意し、早めに避難することを呼び掛けました。
 
参加者は、真剣な表情で災害への危機意識を共有していました。

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