日傘を差して京都の街を歩く人たち(14日、京都市東山区)

日本列島は14日、本州付近が高気圧に覆われ、広い範囲で気温が上昇した。気象庁によると、京都市で同日午後2時20分ごろに35.2度を観測。群馬県桐生市、茨城県大子町なども35度以上の猛暑日となった。

週末の15〜16日は西日本から天気が崩れる一方、東京、大阪などで30度以上が予想される。こまめな水分摂取など熱中症対策が欠かせない。

京都市東山区の八坂神社前では14日午後、強い日差しの下、日傘やうちわで暑さをしのぐ観光客らの姿が目立った。岐阜市から訪れたパート従業員の60代女性は「じりじりとした日差しがきつく、想定外の暑さに驚いた。暑さが続くというので熱中症に気をつけたい」と話した。

体が暑さに慣れていない時期は、急な気温上昇によって熱中症の危険性が高まる。気温や湿度が高い環境で体内の水分や塩分などのバランスが崩れ、発汗や血流での体温調整が難しくなると発症しやすい。

日本気象協会は「熱中症ゼロへ」と題したプロジェクトで、暑さに適応する方法を紹介している。「30分のウオーキングを週5回」「2日に1回はシャワーだけでなく、湯船につかる」などを生活に取り入れ、汗をかくことを勧める。暑さになれるには数日から2週間程度かかるという。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。