香川県内の飲酒運転の検挙件数が増加傾向にあります。背景にあるのがアフターコロナです。
(香川県警交通企画課 植田憲蔵 交通事故分析官)
「(飲酒運転の検挙件数は)2022年から増加傾向にある。24年に入っても増加の傾向は続いている」
新型コロナの5類移行で生活様式が変わったことなどから、飲酒運転の検挙件数が増えているといいます。
(香川県警交通企画課 植田憲蔵 交通事故分析官)
「飲酒運転に対する意識が低い。事故をしなければ大丈夫という甘い考えが判断の中で勝ってしまう」
飲酒運転の検挙件数は、2021年から減少していたものの、2023年に増加に転じました。2024年は2023年を上回るペースで増えています。
飲酒運転による事故も増えていて、2024年はすでに9件発生、1人が死亡しています。飲酒運転は、死亡率が平常時の7倍にも達するとされます。その危険性を飲酒体験ゴーグルで検証してみると…。
(ゴーグル付けて歩く)
(中村香月記者)
「すごく平衡感覚が失われた感じで、実際に運転すると危ないというのがよく分かります」
酒を飲んだ状態では、視界がゆがみ、判断力が低下、乱暴なハンドルさばきにつながる危険性があります。飲酒運転で検挙される時間帯は、午後7時から10時台が全体の4分の1以上。飲食店で酒を飲むケースが多いということです。発生場所は、高松北警察署管内、丸亀警察署管内など、繁華街近くが多くを占めています。
(香川県警交通企画課 植田憲蔵 交通事故分析官)
「酒を飲んだら絶対に運転をしないと強く思ってほしい。みんなで飲酒運転をしない環境を作り悲惨な事故を1件でも無くしたい」
気の緩みから悲惨な事故に直結する飲酒運転。自分は大丈夫といったひとときの感情に飲まれてはいけません。
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