岩手県内の2人を含む23人の死者・行方不明者を出した岩手・宮城内陸地震の発生から、6月14日で16年です。
大きな被害が出た一関市では、発生時刻に合わせて地震を想定した訓練が行われました。

14日朝、一関市の厳美小学校では児童たちが、16年前の6月14日に岩手県内を震源に発生した大地震について教諭から説明を受けていました。

2008年6月14日に発生し奥州市で最大震度6強を観測した岩手・宮城内陸地震では、大規模な土砂災害が起き県内では2人が亡くなりました。

14日は発生時刻の午前8時43分に合わせて「シェイクアウト」と呼ばれる訓練が行われました。

これは「低い姿勢」で「頭を守り」「動かない」という、地震の際安全を確保する行動を身に付けるためのもので、児童たちは1分間机の下に潜り続けていました。

4年生の児童
「(シェイクアウトの)行動を覚えて過ごしたい」
「集中して取り組んだ。弟を見ながら、自分の命を守りたい」

また14日は、揺れが収まった後の対応を確認するため校庭への避難訓練も行われ、鈴木有希校長は「地震はいつどこで起きるかわからないので、自分で考えて行動しましょう」と備えの大切さを伝えていました。

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