東京電力は柏崎刈羽原発7号機の再稼働に向け、技術的な準備が整ったと6月13日に発表しましたが、地元同意が得られる見通しは立っておらず、齋藤経産大臣も「再稼働の時期についてはコメントできない」としています。
今年4月から柏崎刈羽原発7号機で行ってきた設備の健全性についての検査が12日に完了したことで…
【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】
「技術的に起動していく、運転していく準備は整ったものと考えている」
再稼働に向けた技術的な準備が整ったと発表した東京電力。しかし、早期の再稼働へ働きかけを強めていた国はその時期を明言できずにいます。
【齋藤健 経産相】
「再稼働の時期についてコメントすることはできない」
背景にあるのは、根強く残る東京電力への不信感です。
東京電力が再稼働への準備が整った発表した13日の会見の直前、花角知事は齋藤大臣と面会し、こう釘を刺していました。
【花角知事】
「今もなお、東京電力に対する県民の信頼は大きく損なわれていると思っている。信頼できる運営体制を構築いただきたい」
さらに元日の能登半島地震を受け、原発への不安も高まるなど再稼働に向け、必要な地元同意を得られるかは不透明な状況が続いています。
【齋藤健 経産相】
「東京電力においては、引き続き、安全性向上に向けて自律的な改善の取り組みを進めていくとともに、こうした取り組みを丁寧に地域社会に説明してもらいたい」
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