大阪大学は2026年度の入試から、基礎工学部で女性のみが出願できる枠を新設すると発表しました。

2026年度からは、「学校推薦型選抜」で新たに男女問わない「一般枠」を45人、女性のみ出願できる「女性枠」を20人募集する予定です。
「女性枠」に出願するためには、戸籍上の性別が「女性」であり、「一般枠」と「女性枠」の両方に出願する必要があります。

■女性の受験者は「学校推薦」で阪大に入学するチャンス拡大

「学校推薦型選抜」について、共通テストの成績で「一般枠」と「女性枠」を分けずに1次選考を行い、その後の面接と書類による2次選考では、最初に20人の「女性枠」の合格者を決め、次に男女問わない「一般枠」で合格者の判定を行うということです。
この2次選考の、「一般枠」の選考は、最初に「女性枠」で不合格となった人も対象となります。


■京大と神大も「女性枠」導入へ

国は大学入学者選抜実施要項に関する通知で、入学者の多様性を確保する工夫を求め、「例えば、理工系分野における女子等」と示しています。

これを受け、各大学で動きが活発化しています。

京都大学は2026年度入試から、理学部と工学部で合わせて39人の「女性募集枠」を新設。
神戸大学でも来年度新設予定の人工知能(=AI)やデータサイエンスなどを学ぶ「システム情報学部」(仮称)で15人の「女子枠」を設けることを発表しています。

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