トラブルで冷却が止まった福島第一原子力発電所6号機の使用済み燃料プール。トラブル発生から10時間近くが経った18日午後6時すぎに冷却が再開された。
東京電力の担当者:「準備が整い次第なので、早ければきょう中には(冷却再開が)できるのではないかと考えています」
トラブルが発生したのは福島第一原子力発電所の6号機。6月18日午前8時35分、タービン建屋の地下1階で火災警報器が作動。現場に火の気はなく、けが人はなかった。煙が発生する直前には、何らかの原因で停電が発生していて、バックアップ機能を持ったディーゼル発電機が自動的に起動していた。
この一連のトラブルにより、使用済み燃料プールを冷却する設備の電源が落ち、冷却機能が停止。プール内には現在1478体の燃料が保管されているが、10時間近くが経った18日午後6時すぎに冷却が再開された。
東京電力は冷却が停止してもプール内の温度は1時間に0.2℃程の上昇のため、「直ちに影響はない」としていて、トラブルの原因を調べている。
今回の事態を受けて、福島県は「トラブルの防止に向けて信頼性の向上に努めてほしい」と要望したということだ。
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