大麻類似成分を含むグミで健康被害が相次いだ問題で、大阪地検は18日、指定薬物の大麻に似た成分を含む固形物を販売目的で所持したとして、医薬品医療機器法違反(指定薬物所持)の疑いで逮捕された製造販売会社(大阪市北区)元社長の30代男性ら3人を不起訴処分とした。

地検は「公訴を維持するにたえる証拠が収集できなかったため」としている。

元社長を巡っては、厚生労働省近畿厚生局麻薬取締部が4〜5月、神奈川県厚木市の倉庫などで指定薬物の大麻類似成分HHC(ヘキサヒドロカンナビノール)を含む固形物を販売目的で所持したとして、同法違反容疑で2回逮捕。6月には大阪府警も再逮捕していた。

地検は同日、同法違反の疑いで逮捕された製造販売会社元社員の30代男性と同社の関連店舗で店長を務めていた20代男性も不起訴処分とした。

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